「自分でやった方が早い病」にさよなら!「他力」をフルに使おう!
「自分でやった方が早い病」の上司はいませんか?
もしくは自分自身が患っていないですか?
全部自分でやって、毎日定時に帰れる。休日にも仕事を気にせず休める。
それであれば現状のままでも良いかもしれません。
しかし、仕事が片付かず残業、自分が休みの日には職場からアクシデント対応の指示を仰ぐ連絡がしばしば。
これは自分のためにも、職場のためにも改善が必要ですよね。
まずは「人に任せる=妥協」
ではないという事実を受け入れましょう!
人に任せることで、周りとの信頼関係がうまれ、アクシデントにも強いお店が出来上がり、自分の帰宅時間も早くなる。いいことだらけです。
かく言う私も「自分でやった方が早い病」を持病で持っています笑
ですが、こういう本から得られる気づきで少しずつ回復に向かっています。
仕事の99%はアルバイトに任せよう!~「自分でやった方が早い・・・」から卒業する方法~
「自分でやった方が早い病」の人間はどうしても人に任せた方が逆に時間のロスにつながると思ってしまうんですよ…。
そしてそれは思い込みではなく、事実です。
でもここで、「じゃあ人に頼むなんて無理」と思わないでほしいんです。
自分の仕事を他の人に任せるのは、長期的な投資です。
忍耐力と寛容さが必要です。
この本では仕事を他人に任せる手順として、
まずは自分の業務の棚卸しをしろと言っています。
その日やらなきゃいけないことや、イレギュラーな業務をTODOリストなどで管理している人は多いと思いますが、自分が日々繰り返し行っている業務や定期的にやらなきゃいけない業務を一覧としてきちんと把握できているでしょうか?
自分が普段やっている業務を思いつくだけ片っ端から書き出してみましょう。
Daily業務,Weekly業務,Monthly業務という単位で考えると書きやすいかもしれません。
書き出せたら次は、業務1つ1つを細分化しろと言っています。
細分化したら、その1つ1つに難易度と緊急性を含めたリスクレベルを高・中・低で振り分けろと言っています。
そして
高→自分でやる
中→信頼できる人に任せる
低→誰でもいいので任せる
のです。
例を挙げてみます。
書店の場合、毎朝「品出し」という業務があります。
品出しは商品知識が必要で、誰でもすぐにできる業務ではないので自分で行っているとします。
そして細分化すると(ざっくりですが)、
・箱開け
・ジャンル分け
・商品を各棚へ移動
・置き場を決める(平積みなのか背ざしなのか)
・陳列
・本日発売のPOP付け
このようになります。
リスクレベルを振りましょう。
低:箱開け
中:ジャンル分け
低:商品を各棚へ移動
高:置き場を決める
低:陳列
低:本日発売のPOP付け
こんなにも他の人に任せられる工程がありました。
自分でやらなくてはいけない業務は「品出し」から、「配置決め」になりました。
そしてここで重要なのは、リスクレベル低の業務は失敗を前提に任せるということです。
さらに、任せたくてもやり方を教えている余裕がないという人も多いかもしれません。
そんな時には丸投げです。そしてそこには「謝罪と意図」が必要だと言います。
「申し訳ないのだけれど、じっくりやり方を教えてあげられる時間がないんだ。失敗してもいいから、失敗しながら仕事を覚えていってもらいたいんだ」と、
丸投げしてしまうことへの謝罪と、どうしてこの仕事を任せるのかという意図をしっかり伝えることで、任された方も腐らず取り組もうと思えます。
あとは負かせた相手が業務を習得するまで、「やっぱり自分でやるね」の言葉をぐっと飲み込み、じっと耐えるのみです。
前の職場で、自分で独学で仕事を覚え、自分のフィーリングでやっているから、人に教えるのが難しいという人がいました。
自分で効率などを考え試行錯誤した末に辿り着いた自分のやり方って、割とそういった状況、あると思います。
そんな人のための解決策も書かれていたので、実際に私が試してみた感想を含め、次回に書きたいと思います!