人は自分が見たいように見る
今日は「モノクロ最強説」を唱えたいと思います。
自分が見たいよ〜に物事を見ていることって日常的に起こっていると思います。
それを自覚する機会はなかなかありませんが、代表的な自覚の瞬間は「マスクに隠された素顔」ですね。
マスクをつけている人は実際より1.5割り増しくらいで綺麗/かっこよく見えるというアレです。
マスクをとった顔を初めて見たときに覚えるあの違和感とガッカリ感(失礼。)…
あとは、漫画がアニメ化した時の声の違和感とか…
自分の中で勝手に自分のいいよ〜にイメージを作り上げてしまっていた結果です。
そして私はもう1つ、これって自分が都合のいいように見ているな…と自覚したことがあります。
それが「モノクロ」です。
モノクロの写真やデザインってどことなく洒落て見えませんか?
私にはなんだかいい感じに見えてしまいます。
でも、私はモノクロのその白と黒の中に自分の好きな色のイメージを勝手に抱いていたということにハッと気が付きました。
ですので、モノクロは多くの人に寄り添い、何色にでも染めていいよ!的な向かう所敵なしの色なのです。
少し大げさかもしれませんが。笑
私たちの色メガネってだいぶ分厚いレンズだったりします。
そのレンズで人の顔や声、物だけでなく、人の内面まで見てしまっていませんか?というお話です。実は。
先ほどモノクロ最強説を述べましたが、じゃあ人間もあなたの好きなように染めて〜なモノクロ人間が最強かっていうと、それはきっと違う。こわいです。
自分の色(=個性)がないなんてつまらないですよね。
そもそも、
人間は全く同じ色を見ていたって、みんながみんな、同じ色だと認識できているわけではありません。
いろんな光の屈折があって、自分の角膜があって、それを通して見ているその色はあくまで自分にしか見えていないものです。さらに目から入った色の情報は脳で〇〇色と認識されるわけですよね。
そうなってくるとなおさら他の人と同じ色として認識できているかどうか、謎です。
1つの色に対し、ピンクだと思う人もいればオレンジだと思う人もいる。そういうことです。
結論は、
自分がメガネをかけていることを自覚して欲しいんです。
自分がメガネを通して見えているその人は、他の人にとっては違うように見えているかもしれない。
ということを自覚してください。
メガネを外して見てくださいとは言いません。
今まで生きてきた人生でのいろんな経験が蓄積されてレンズは少しずつ厚くなっています。
なので、いい意味でも悪い意味でもいきなりメガネを外して生きていくなんてことは難しいと思います。
まずはメガネをかけていることを忘れないこと。
そうしたら徐々に、色入りのレンズを透明のレンズにしていけるといいです。
実際に、色入りレンズのメガネってあまり評判よくないですよね…笑
なんだかいつもとちょっと違うテーマになってしまいましたが、
今日はモノクロってすごいな。っていう発見があって、その感動が伝えたかったんです。
満足です、ありがとうございます。